ct_decoder - クロノトリガー 文字列デコードプログラム

目次

はじめに

本プログラム(ct_decoder)は、スーパーファミコン(以下SFC)版『クロノトリガー』のROMイメージファイル(またはプレイステーション(以下PS)版のCD-ROM)から、ゲーム内部の文字コードを元にしてバイナリデータをテキストデータに変換・出力するプログラムです。これを使うことで、キャラクタのせりふ集などを簡単に作ることができるでしょう。

アーカイブ

アーカイブに含まれているファイルは以下のとおりです。なお、2種類のアーカイブを用意していますが、どちらも内容は同一です。

ソースファイル(*.c; *.h; Makefile)

ct_decoderのソースファイル一式です。文字コードはShift_JIS(改行コード: CR + LF)となっています。

実行ファイル(ctdecoder.exe)

ct_decoderのWin32環境での実行ファイルです。

ドキュメントファイル(ct_decoder.html)

このファイルです。文字コードはISO-2022-JP(改行コード: LF)となっています。

スタイルシートファイル(style.css)

このドキュメントファイルに適用しているスタイルシートです。

実行方法

注意

ct_decoderで出力するファイルのサイズは、少なくとも変換元ファイルのサイズの2倍以上の大きさになります。PS版のCD-ROMには巨大なファイルがいくつかありますが、これらの巨大なファイルはたいてい動画や音声であって、メッセージデータはおそらく入っていません。巨大なファイルに対してデコードを行うのは避けた方がよいでしょう。

書式

ctdecoder [-sm] src-filename dst-filename

引数には変換元ファイル名と出力ファイル名を指定してください。"-s"オプションは、「シングルバイトモード(デフォルト)」を、"-m"オプションは「マルチバイトモード」を意味しています。要は、会話メッセージをデコードしたい場合は"-m"オプションを、それ以外の文字列をデコードしたい場合は無指定(あるいは"-s"オプション)にしてください。

技術資料

PS版のCD-ROMのルートディレクトリには"ROM.BIN"という名前の4MBのファイルがあります。実は、このファイルはSFC版『クロノトリガー』のROMイメージファイルです(Normal形式・ヘッダなし)。

本プログラム・本ドキュメントの著作権は、遠藤慎悟<s-endo@yk.rim.or.jp>(以下、原作者)にあります。

なお、原作者は本プログラムに関していかなる保証も行いません。同様に、本プログラムの出力結果・本ドキュメントの内容の正当性についてもいかなる保証も行いません。また、本プログラムを利用したことによって生起したいかなる損害に対する責任も負わないものとします。

履歴

最終更新

2002-04-16

Author: Shingo Endo <s-endo@yk.rim.or.jp>
Last Updated: 2002-04-16
Copyright ©2001, 2002 Shingo Endo